初めてボーナスをもらったとき、どんな風に感謝を伝えたら良いか悩んだことはありませんか?
「お礼メールって送った方がいいの?」「どんな文章が失礼にならないの?」そんな疑問に答えるために、この記事では若手社員が知っておきたいボーナスお礼メールのマナーや文例を徹底解説!
この記事を読めば、印象アップ間違いなしのメールが今日から書けるようになります。
失礼なく、気持ちが伝わるお礼メールのコツ、ぜひマスターしてください。
会社で差がつく!ボーナスのお礼メールの基本マナー
メールで感謝を伝えるべき理由とは?
ボーナスをもらったとき、「ありがとうございます」と口頭で伝える方も多いですが、実はメールで改めてお礼を伝えることはとても重要です。理由はシンプルで、記録に残る感謝は相手にとって印象深く、誠意が伝わりやすいからです。上司や人事担当者、社長は、何十人、何百人という社員の対応に追われています。その中で、丁寧にお礼を伝えてくれる人は記憶に残りやすく、好印象を持たれるのです。
また、ビジネスマナーの一つとして、「報告・連絡・相談」だけでなく、「感謝」もできる社会人は評価されやすい傾向があります。「きちんとしている人」「育ちが良い」「信頼できる」というイメージを持たれる可能性も高まります。
特に若手社員にとっては、直接業績への貢献が見えづらいこともあるため、感謝の気持ちを丁寧に伝えることで、「意識の高い人だな」と思ってもらうチャンスにもなります。もちろん、派手すぎたり大げさすぎたりする必要はありませんが、ひとことでも「ありがたさ」を伝えることは、職場での人間関係を円滑にする一助になるのです。
ボーナス当日に送るのがベストなタイミング
お礼メールのタイミングでベストなのは、ボーナス支給当日の業務時間中です。具体的には、ボーナスが振り込まれた通知が来たあと、なるべく早めに送るのが理想的です。理由は、「感謝の気持ちは新鮮なうちに」伝えることで、より誠意が伝わるからです。
もし当日が難しい場合は、翌日の午前中までには送りましょう。あまり時間が経ってしまうと、「忘れてたのかな?」と思われる可能性もありますし、タイミングを逃してしまった印象になりかねません。
また、支給額の詳細がわかったあとに送ることで、「金額に見合った感謝」ができます。もちろん金額に関係なくお礼を述べるべきですが、実際に入金が確認できたあとに送ると、自分の中でも納得感があるので、自然な文面になります。
時間帯としては、業務開始後やお昼休み明けの落ち着いたタイミングがオススメです。メールを送ることで仕事の流れを遮らないよう、上司や社長がメールチェックしやすい時間帯を意識しましょう。
件名のつけ方で印象が変わる
ビジネスメールでは、件名だけで内容を判断されることが多いため、お礼メールでも件名のつけ方は非常に大切です。あいまいな件名や、内容がわかりにくい件名では、せっかくの感謝の気持ちが伝わりにくくなってしまいます。
おすすめの件名の書き方は以下のようなスタイルです:
-
「【お礼】賞与支給につきまして、ありがとうございます」
-
「賞与支給のお礼(○○部・氏名)」
-
「この度の賞与につきまして御礼申し上げます」
このように、「お礼」「賞与(ボーナス)」といったキーワードを明記し、誰からのメールかもわかるようにしておくことで、受け取る側も読みやすく、好印象です。
逆に、「こんにちは」「ご確認ください」といった汎用的すぎる件名は避けましょう。何の内容かわかりづらく、見落とされる可能性もあります。短すぎず、長すぎず、30文字程度を目安に件名を作ると良いですね。
冒頭・締めの言葉に気をつけよう
メールの本文で特に印象に残るのが、「冒頭の書き出し」と「締めの言葉」です。まず書き出しでは、いきなり本題に入るのではなく、軽く時候の挨拶や日頃のお礼を述べることで丁寧な印象になります。
たとえば:
-
「いつもご指導いただき、ありがとうございます。」
-
「お忙しい中、失礼いたします。」
このような一文があるだけで、ぐっと人間味が増します。次に本題であるお礼を述べたあと、締めの言葉でも相手に対する敬意を込めると好印象です。
例としては:
-
「今後もより一層精進してまいりますので、引き続きご指導のほどよろしくお願い申し上げます。」
-
「貴重なお心遣いに感謝し、日々の業務に努めてまいります。」
このように、「これからの姿勢」や「今後の努力」をさりげなく加えることで、より前向きな印象を与えられます。
敬語と丁寧語の正しい使い分け
社会人として信頼を得るためには、正しい言葉遣いが不可欠です。特に、お礼メールでは感謝や敬意を伝える文章が中心となるため、丁寧語と敬語の使い分けに注意しましょう。
たとえば「いただく」「くださる」「申し上げます」などの謙譲語や尊敬語は、以下のように使います:
NG表現 | 正しい表現 |
---|---|
ありがとうございます | 誠にありがとうございます/御礼申し上げます |
くれました | ご配慮いただきました/ご支給くださいました |
がんばります | 精進してまいります/努めてまいります |
カジュアルすぎる表現や、話し言葉のような文体は避けるのが基本です。また、慣れないうちはネット上の例文を参考にしながら、少しずつ言い回しに慣れていくのがオススメです。
やってはいけないNGなお礼メールの例と注意点
文章が長すぎて読む気をなくす
感謝の気持ちをしっかり伝えようとするあまり、ついつい長文になってしまうことがあります。しかし、ビジネスメールにおいては簡潔さが最も大切です。読み手は多忙な上司や人事、社長であることが多いため、長すぎるメールは読まれる前に「後回し」にされてしまう可能性があります。
特に注意したいのは、「背景説明が長すぎる」「自分の気持ちを何段落にもわけて綴る」ことです。感謝の気持ちは端的に、伝えたいポイントをしっかり絞って、3〜4文で完結する文章が理想です。
以下はNGな例です:
「このたびはボーナスを支給いただき誠にありがとうございます。私は学生時代、アルバイトで生活を支えていたため、こうしてまとまった金額をいただけることにとても感動しております。正直に申し上げて、驚きとともに深い感謝の気持ちが溢れてきております…(以下続く)」
感動は伝わりますが、ビジネスメールとしては感情過多で長すぎる印象を与えてしまいます。要点を押さえた短い文章を心がけましょう。
テンプレート感が出すぎて逆効果に
ネット上に多くのお礼メールのテンプレートがあるため、それを参考にするのは悪いことではありません。ただし、テンプレートをそのままコピペして送ってしまうのは注意が必要です。
理由は、相手にも「これはネットで見たやつだな」とバレてしまうことがあるからです。特に同じ部署の社員が似たような文面でお礼を送っていたりすると、「心がこもってないな」と逆に悪印象になってしまうこともあります。
テンプレートを使う場合でも、自分の言葉に置き換えたり、「具体的な感謝の理由」や「自分らしさ」を一文でも加えることで、オリジナリティと誠意を感じさせるメールになります。
例:
❌ 「このたびは賞与を支給いただき、誠にありがとうございます。今後も業務に邁進してまいります。」
⭕ 「このたびは賞与を支給いただき、誠にありがとうございます。日頃からご指導いただいている○○課長のおかげと感じております。今後も業務に邁進してまいります。」
テンプレを活用するのではなく、**「土台にする」**くらいの気持ちがベストです。
上から目線や馴れ馴れしさはNG
お礼メールにおいても、**言葉の選び方ひとつで「上から目線」と感じられることがあります。**若手社員にとっては無意識に出てしまうこともあるので要注意です。
たとえば、以下のような表現は避けるべきです:
-
「支給していただけて良かったです」→「良かった」は自分視点すぎて軽い印象
-
「助かりました!」→フレンドリーすぎてカジュアル
-
「本当にありがたく思っております(泣)」→感情が過剰すぎてビジネス向きでない
あくまで敬意を持った丁寧な表現で感謝を伝えることが重要です。特に社長や役員クラスに送る際には、フォーマルな表現を意識しましょう。
また、普段親しい上司であっても、メールでは適度な距離感を保つ方が無難です。「です・ます」調を基本にしつつ、ビジネスマナーにのっとった表現を心がけましょう。
誤字脱字は信頼を失う原因に
どんなに気持ちがこもっていても、**誤字脱字があると一気に印象が悪くなります。**ビジネスメールは「丁寧さ」が求められるため、誤字は「雑」「確認していない」という評価につながってしまう可能性があります。
特に注意したいのが以下のポイントです:
-
「賞与」を「昇与」や「商与」と間違える
-
敬語の変換ミス(例:○○いただけますと幸いです→○○いただけます幸いです)
-
相手の名前の誤字(これが一番NG!)
メールを送る前には、必ず音読または文章校正ツールで確認しましょう。メールソフトにも「読み上げ機能」や「スペルチェック機能」がある場合は活用するのがおすすめです。
文章の完成後、一呼吸おいてから読み直すだけでも、見逃しやすいミスに気づけることが多いですよ。
CC・BCCの使い方にも注意
意外と見落としがちなのが、メールの宛先に入れるCCやBCCの設定ミスです。特に社内で複数人に感謝のメールを送る場合、「誰を宛先(To)にし、誰をCCに入れるか」は非常に重要です。
基本的には以下のように考えると良いです:
宛先 | 役割 |
---|---|
To | 直接感謝を伝える相手(例:直属の上司、社長) |
CC | 関連部署やチームメンバー、同じプロジェクトの関係者など |
BCC | あまり使わないが、複数部署へ一斉送信する際の配慮で使用する場合あり |
宛先を間違えると、「自分はお礼されていない」「関係者に見せるべき内容を隠している?」などの誤解を生むことがあります。適切な宛先設定も、立派なマナーの一部と考えましょう。
上司・社長・人事など相手別のお礼メール文例
上司宛て:日頃の指導への感謝を込めて
上司宛てのボーナスお礼メールでは、ボーナス支給に対する感謝だけでなく、日頃のご指導への感謝も忘れずに盛り込むのがポイントです。直属の上司は、あなたの仕事ぶりや成果に直接関わっているため、丁寧に気持ちを伝えることが信頼関係の構築にもつながります。
文面例:
件名:賞与支給のお礼(営業部・田中)
○○課長
お疲れ様です。営業部の田中です。
このたびは賞与を支給いただき、誠にありがとうございます。
入社以来、○○課長には日々の業務について多くのご指導をいただき、今回このような形で評価いただけたことを大変ありがたく感じております。
今後も、より一層努力し、チームの成果に貢献できるよう努めてまいります。
引き続き、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
ポイントは「評価していただいたことへの感謝」と「これからの姿勢」の両方を伝えることです。メールの長さは3〜4段落で読みやすく、要点がまとまっていると好印象です。
社長宛て:全体への感謝を簡潔に伝える
社長宛てのメールは、会社全体への感謝を代表して伝えるような視点が求められます。個人的な感情やエピソードは抑えめにしつつ、誠意ある文章にしましょう。
文面例:
件名:賞与支給の御礼(総務部・佐藤)
○○社長
平素より大変お世話になっております。総務部の佐藤でございます。
このたびは、賞与を支給いただき、誠にありがとうございます。
日頃の業務に励む中で、こうした形でご配慮を賜れることに心より感謝申し上げます。
今後も一社員として、会社の発展に貢献できるよう努めてまいります。
引き続き、何卒よろしくお願い申し上げます。
社長に送る場合は、よりフォーマルな敬語表現を使うことを意識しましょう。「です・ます」よりも「でございます」「申し上げます」といった言い回しが適しています。
人事宛て:支給への事務的配慮にお礼
人事部門は、ボーナスの金額や手続き、支給までの実務を担っていることが多いため、感謝の対象は「配慮」や「ご対応」に向けるのがベターです。人事部に感謝を伝えると、組織運営の面でも評価が高まることがあります。
文面例:
件名:賞与支給に関する御礼(開発部・山口)
人事部 ○○様
いつも大変お世話になっております。開発部の山口です。
このたびは、賞与支給に関しまして、各種ご対応・ご配慮を賜り、誠にありがとうございました。
おかげさまで安心して勤務に専念することができております。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
事務的なお礼になりがちですが、「おかげさまで業務に集中できる」などの一文を入れることで、温かみを持たせることができます。
部署全体宛て:チームとしての感謝を示す
部署全体、あるいはプロジェクトチームなどに感謝を伝える場合は、**連絡メールの延長のような形でシンプルにまとめましょう。**業務上のコミュニケーションにも役立ちます。
文面例:
件名:賞与支給、ありがとうございます(営業部・佐々木)
営業部 各位
お疲れ様です。佐々木です。
このたびの賞与支給につきまして、心より感謝申し上げます。
日頃よりチームの皆様に助けていただきながら業務に励むことができ、今回このような結果につながったことを大変うれしく思っております。
今後もチーム一丸となって頑張ってまいりましょう。よろしくお願いいたします。
個人宛てのメールよりもフランクさがあってもOKですが、感謝のトーンは忘れずに。社内の雰囲気に合わせて、言葉選びを調整すると良いでしょう。
メールと併用できる社内チャット文例
最近では、SlackやTeamsなどの社内チャットを活用している企業も多く、**カジュアルに感謝を伝える手段としてメールと併用するケースも増えています。**ただし、チャットでも最低限の礼儀は守りましょう。
文面例:
(Slack投稿文例)
🎉このたびの賞与、ありがとうございました!
日々のサポートに感謝しつつ、これからもより一層がんばります💪
今後ともよろしくお願いします!
表現がくだけすぎないように注意しつつ、チャットでは絵文字やスタンプを効果的に使って親しみやすさを出すと、部署内の雰囲気も良くなります。メールでフォーマルに、チャットで軽くお礼を補足するという「ダブルでの感謝」も効果的です。
シチュエーション別!印象に残るお礼メール例文
初めてのボーナスをもらったとき
社会人として初めてのボーナスは、特別な気持ちになるものです。その喜びと感謝を、率直でありながら丁寧に伝えることが大切です。初ボーナスならではのフレッシュさを活かし、素直な気持ちを言葉にしましょう。
文面例:
件名:初めての賞与、誠にありがとうございます(経理部・鈴木)
○○課長
お疲れ様です。経理部の鈴木です。
このたびは、初めての賞与を支給いただき、誠にありがとうございました。
入社してから日々の業務を通して多くのことを学ばせていただいておりますが、今回このような形で評価をいただけたことに、大きな励みを感じております。
今後も、より一層努力し、少しでもチームに貢献できるよう精進してまいります。
引き続き、ご指導のほどよろしくお願いいたします。
このように、「初めての経験」「日頃の感謝」「今後の意気込み」の3点セットを盛り込むと、読み手に好印象を与えられます。
減額・据え置きだったときの感謝の伝え方
ボーナスが思ったより少なかった、あるいは昨年より減ったとしても、お礼を伝える場面ではあくまで前向きな気持ちで書くのがマナーです。ネガティブな感情は抑え、今後の自分の努力に言及すると印象が良くなります。
文面例:
件名:このたびの賞与について御礼申し上げます(製造部・伊藤)
○○部長
お疲れ様です。製造部の伊藤です。
このたびの賞与のご支給、誠にありがとうございます。
日々の業務に向き合う中で、会社からのご配慮をいただけたことに感謝しております。
より高い評価をいただけるよう、引き続き業務に精進してまいります。
今後ともご指導のほどよろしくお願い申し上げます。
あえて金額や比較について触れず、「今ある評価に感謝する姿勢」を見せることが大切です。
思いがけず多かったときのリアクション
想定以上のボーナスをもらった場合は、驚きと感謝を率直に伝えると同時に、「その理由に応えるよう努力します」という姿勢がポイントです。感情が表れすぎないよう、丁寧な言葉を使いましょう。
文面例:
件名:賞与支給への御礼(マーケティング部・中村)
○○課長
お疲れ様です。マーケティング部の中村です。
このたびの賞与につきまして、予想以上のご支給をいただき、誠にありがとうございます。
日頃の業務姿勢を評価していただけたものと受け止め、大変光栄に存じます。
この評価に見合うよう、引き続き精一杯業務に取り組んでまいりますので、今後ともご指導のほどよろしくお願いいたします。
「予想以上」という表現は注意深く使う必要がありますが、丁寧な言い回しにすれば失礼になりません。
異動・退職予定のタイミングでもらった場合
異動や退職の前後に支給されるボーナスには、これまでの労をねぎらう意味が込められていることが多いため、感謝とともに“これまでの振り返り”も伝えると好印象です。
文面例:
件名:これまでのご指導と賞与への御礼(開発部・森)
○○課長
お疲れ様です。開発部の森です。
このたびは、異動前に賞与をご支給いただき、誠にありがとうございました。
○○課長のもとで学ばせていただいた多くの経験は、今後のキャリアにおいても大きな財産となると感じております。
異動先でも気を引き締めて業務に取り組んでまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
今までの感謝と、これからの意欲の両方を伝えることが、節目のメールではとても重要です。
テレワーク中にも使える丁寧な文面
リモートワーク中は、対面でのお礼ができない分、**メールやチャットでの感謝表現がより重要になります。**相手に伝わる丁寧な文面を心がけましょう。
文面例:
件名:賞与支給につきまして御礼申し上げます(システム部・吉田)
○○部長
お世話になっております。システム部の吉田です。
このたびの賞与支給、誠にありがとうございました。
現在は在宅勤務が続いておりますが、日々業務に取り組める環境をご配慮いただいていることにも感謝しております。
今後とも誠心誠意取り組んでまいりますので、引き続きよろしくお願い申し上げます。
対面がない状況でも、丁寧さ・誠意・前向きな意志をしっかり伝えることで、距離を感じさせない印象的なメールになります。
すぐ使える!好印象なお礼メールテンプレート集
基本型:シンプルで丁寧な構成
「とりあえず失礼のない内容にしたい」「どんな相手にも使えるものを探している」という方には、基本型のテンプレートが最も使いやすく安心です。丁寧な言葉で構成されており、ビジネスシーンで広く活用できます。
件名:賞与支給への御礼(部署名・氏名)
○○様
いつも大変お世話になっております。○○部の○○です。
このたびの賞与につきまして、ご支給いただき誠にありがとうございます。
日頃よりご指導・ご支援を賜りながら業務に取り組むことができており、大変感謝しております。
今後も業務に誠心誠意努めてまいりますので、引き続きご指導のほどよろしくお願い申し上げます。
このテンプレートは、上司・人事・経営層、誰にでも使える万能型です。文面を短くしたり、1文加えるだけでカスタマイズも簡単です。
カジュアル型:親しみやすくフレンドリーに
社内の雰囲気がフラットで、上司との距離も比較的近い場合は、やや柔らかめの表現で感謝を伝えるカジュアル型もアリです。ただし、失礼にならないよう言葉選びには注意しましょう。
件名:賞与、ありがとうございます!(○○部・○○)
○○課長
お疲れ様です。○○部の○○です。
このたびは賞与を支給いただき、ありがとうございます!
いつもご指導いただきながらお仕事に取り組めていることに感謝しています。
これからも少しでもお力になれるよう、しっかりがんばってまいります!
引き続きよろしくお願いします。
あくまで**“ビジネスメールの範囲内での親しみ”を出すのがコツ**です。社内文化に合わせて調整して使いましょう。
かしこまり型:格式あるフォーマル表現
経営層や役員、または社外の関係者に近いような立場の方へ送る場合には、格式高く、かしこまった表現を用いるのがベターです。誠実さと敬意を前面に出した文章で信頼感を高めましょう。
件名:賞与支給に関する御礼(部署名・氏名)
○○様
平素より格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。○○部の○○でございます。
このたびの賞与につきまして、ご配慮賜りましたこと、厚く御礼申し上げます。
いただいたご厚意を励みに、今後一層の努力を重ねてまいる所存でございます。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
特に役員や社長クラスには、**このような格式ある文体がふさわしいです。**少し硬くても、失礼のない印象が残ることが大切です。
短文型:短くても気持ちが伝わる文例
忙しい上司や、チャットベースのやり取りが中心の環境では、簡潔でスピーディーに感謝を伝えられる短文型が有効です。数行でもしっかり気持ちは伝わります。
件名:賞与支給ありがとうございます(○○部・○○)
○○様
お疲れ様です。○○部の○○です。
このたびは賞与をいただき、ありがとうございました。
感謝の気持ちを忘れず、今後も業務に取り組んでまいります。
よろしくお願いいたします。
メール文化がライトな職場や、「とりあえず感謝だけ伝えておきたい」というときに便利です。形式よりスピードが重視される場面に向いています。
英文メール:外資系や海外支社向けに対応
外資系企業や海外拠点の上司へ送る場合は、簡単で丁寧な英文メールが必要です。失礼がなく、自然な言い回しで書くのがポイントです。
Subject: Thank you for the bonus (Your Department / Your Name)
Dear [Recipient’s Name],
I truly appreciate the bonus I received.
I’m grateful for your continued support and guidance in my work.
I will do my best to contribute further and keep improving.
Thank you again for the recognition and trust.
Best regards,
[Your Name]
[Your Department]
英語の場合も、フォーマルかつシンプルにまとめることが重要です。言い回しに迷ったときは、英語ネイティブが使う表現をベースにしてみましょう。
以上で5つのタイプ別お礼メールテンプレートをご紹介しました。
これらをベースに、自分の言葉を少しずつ加えて、「伝わるメール」に仕上げることが、最も大切なポイントです。
📝まとめ
ボーナスのお礼メールは、社会人としてのマナーを示すとともに、相手に対して感謝の気持ちを形にする大切なコミュニケーションです。
ただ「ありがとう」と伝えるだけでなく、誰に・いつ・どういう言葉で伝えるかによって、印象は大きく変わります。
今回の記事では、基本のマナーからNG例、シチュエーション別の文例、テンプレートまで網羅的に紹介しました。
ポイントを押さえてお礼メールを送ることで、信頼関係の構築や自己アピールにもつながります。
面倒に思えるメールも、たった数分の手間で「できる人」に見えるチャンスになります。ぜひ、この記事を参考にして、あなたらしい感謝の気持ちを丁寧に伝えてみてくださいね。