恋愛もうまくいかない。心も部屋もぐちゃぐちゃだった私
正直、ちょっと前までの私は人生が散らかってました。
部屋には使ってない服やコスメ、いつか読むつもりで積まれた本、元カレとの思い出の写真やプレゼント…「捨てられないもの」であふれてたんです。
人間関係も同じ。連絡を取りたくない友達や、会うと疲れる人ともなんとなく付き合ってる。「なんかしんどい」が口ぐせの毎日。
当然、恋愛もうまくいくはずもなく。
好きになった人に尽くしすぎて、連絡が減ると不安になって、気づいたら「都合のいい人」になってる。そんなパターンばかりでした。
なのに私は、「また同じ失敗しちゃった」と落ち込むだけで、何を変えればいいのかも分からなかったんです。
断捨離との出会い:捨てたのは“物”だけじゃなかった
転機は、ある日YouTubeで偶然見かけた「ミニマリストのVlog」。
広くはない部屋だけど、物が少なくて心地いい空間で過ごす様子に惹かれました。
その人が言ってた言葉が忘れられません。
「物を減らすことで、迷いも減る。空間に余白ができると、心にも余裕が生まれる」
それを聞いて、「ああ、私って心に余裕がなかったんだな」って気づいたんです。
まずはクローゼットから。ときめかない服、痩せたら着るつもりだったジーンズ、元カレがくれたアクセサリー…正直、手が止まる瞬間もありました。
でも、「今の自分にとって必要か?」という軸で判断するようにしていくと、次第に“手放す”ことが気持ちよくなってきたんです。
物を手放すことで、自分の心とも向き合えた
不思議なのは、物を減らしていくうちに、自分の中の“こだわり”とか“執着”にも気づけるようになったこと。
私はずっと、「誰かに好かれないと、自分の価値がない」と思い込んでた。
だから、ダメだと分かってる相手にもすがってしまってたし、自分を犠牲にしてまで相手に尽くしていたんだと思います。
けど、本当に大事なのは“他人の目”じゃなくて、“自分の感覚”だったんですよね。
断捨離って、部屋をキレイにすることが目的じゃなくて、「本当に必要なもの」を見極める練習なんだなって実感しました。
それができるようになると、恋愛の仕方も変わっていったんです。
元カレとの執着を手放したら、涙が止まらなくなった夜
特に印象的だったのは、元カレからもらったネックレスを捨てたとき。
別れてから1年くらい経ってたけど、なぜかそのネックレスだけは捨てられなかった。
「もう気持ちはない」って思いながら、どこかで期待してたのかもしれません。
でも、その日、「これはもういらない」って心から思えたんです。
捨てた瞬間、急に涙があふれてきて…自分でもびっくりしました。
悲しいわけじゃない。むしろ、やっと自分を取り戻せた気がして。
あれは、恋愛の執着を“感情ごと”手放した瞬間だったと思います。
本当に必要な人間関係が残っていった
断捨離を始めてから、SNSのフォローも見直しました。
なんとなく惰性で見ていた人、見るたびに劣等感を抱くような投稿…そういうものから少しずつ距離を置いたら、毎日がぐっと軽くなったんです。
そして、自然と「自分を大切にできる人」との縁が残っていきました。
ある意味、人間関係の断捨離もできたのかもしれません。
恋愛が“安心できるもの”に変わった
部屋が整って、心が整ってきた頃。たまたま参加した趣味のイベントで、今の彼と出会いました。
最初は正直、「特別ときめく感じ」はなかったんです。でも、何度か話していくうちに、どこか心地よくて、無理に自分を飾らなくてもいい安心感があって。
それまでの恋愛は、「好きでいること=苦しいこと」だったけど、彼とは「好きでいること=穏やかなこと」に変わった。
「執着」じゃなくて「信頼」でつながっている感覚。
あのまま、あふれる物と情報と執着にまみれてたら、きっと気づけなかったと思います。
まとめ:断捨離は“恋愛のリセットボタン”だった
断捨離は、ただ部屋をキレイにするだけじゃなくて、「自分自身を大切にすること」を思い出させてくれる行為でした。
モノを減らすことで、心に余白ができる。
心に余白ができると、恋愛に依存しなくなる。
恋愛に依存しなくなると、自分に合う人と自然につながれる。
この流れを体験したからこそ、今の私は以前よりずっと「幸せ」です。
もし、あなたが今の恋愛にモヤモヤしていたり、「どうしてもうまくいかない」と悩んでいるなら、ぜひ身の回りを見直してみてください。
捨てることは、終わりじゃなくて“始まり”です。
あなたが本当に欲しい愛は、余白の中にやってきます。